練習問題③
練習問題③ 次の1から4までの記述のうち、民法の規定及び判例によれば、誤っているのはどれか。(令和元年度
宅地建物取引士資格試験 改問題)
1,本人が無権代理行為の追認を拒絶した場合、その後は本人であっても無権代理行為を追認して有効な行為とするこ
とはできない。
2,本人が追認拒絶をした後に無権代理人が本人を相続した場合と、本人が追認拒絶をする前に無権代理人が本人を相
続した場合とで、法律効果は同じである。
3,無権代理行為の追認は、別段の意思表示がないときは、契約のときにさかのぼって、その効力を生ずる。ただし、
第三者の権利を害することはできない。
4,本人が追認を拒絶した後に、本人が無権代理人を相続した場合、当該無権代理行為は、その相続により当然には有
効とならない。
(補足・学説)
本人を無権代理人が相続した場合、無権代理人たる相続人は、本人と無権代理人との法律効果を融合する。(融合説)
1,本人が追認を拒絶すれば、無権代理行為の効果が、本人に及ばないことが確定する。
2,本人が追認する前に、無権代理人が本人を相続した場合、その法律効果は、本人と無権代理人たる効果を融合する
と考えられるから、無権代理人の行為は、本人の行為として有効になる。
3,本人が無権代理行為を追認すると、原則として、契約の時から有効な代理行為があったことになる。
4,本人が無権代理人を相続した場合、当該無権代理行為は、その相続より前に本人によって追認を拒絶されているの
だから、その相続により当然には有効とならない。
(解答)
誤っているのは、2